「それより、随分辺りが静かだけど終わったの?」 「私が中に入ると同時に斎藤さん達が中に踏み込んでます。恐らく、鎮圧したかと」 「そう……。平助は?」 自分もボロボロなのに人の心配までして……。 平助君の方を見ると「いててて……頭が割れそう……」と頭を擦りながら身体を起こしている所だった。 いやいや、割れそうじゃなくて割れてるよ、額……。