「突入する」 近藤さんの言葉で抜刀すると、路地から飛び出した。 そして、勢いよく池田屋の戸板を平助が蹴り開けた。 でも、宿内の光景に踏み込む足を止めた。 何故……。 「お待ちしていましたよ、新選組の方々」 何故、浪士達が刀構えてんだよ? 思いもよらないことに俺達は動揺する。