アオイロノヒマワリ ―咲―




沖田さんの冷たい声と目とは違って、本当に怖い。





本能が逃げろと騒いでいる。




「私は自分の意思で此処に来た訳じゃ──」





「自分の意思で無いのなら世の理を作っている者が君をこの時代に呼んだのでは?未来を変えろ、と──」





「………っ!」





「ならば、これからのことを話して新選組の力になれば良い。我々の中を掻き乱し始めているのだから話しても君に落ち度はない」





掻き乱している?





……そうか、私は元々この時代の人間じゃない。





歴史上の人物と一緒にいる時点でもう……。