でもね…… あの時感じた暖かい気持ちと時間は本物だった。 それを私は信じたい。 「そりゃあ他の人からしたら子供の頃の話で終わるかもしれない… 例え二度と会えなくても私は後悔しないよ」 「ふぅ…まぁそう言うと思ったわ」 咲野はやれやれと言うように納得する。 「私にできることあれば何でも言ってね」 「咲野ぉ…ありがとう!」