もう半分聞き逃して、カバンを取って行こ。 「はいはい、もう学校行ってくるからー」 「えぇーもっと聞きたかったのに…行ってらっしゃーい」 この時の私はお母さんの言葉を軽く流していた。 運命なんてあるはずがないと……。