「パーティーね…」 絶対参加なんて、普段は言わない姉やめんどくさがりやの弟がわざわざ言ってくるのだ。 なにか裏があるに違いない。 けど、その裏というものが、全く予測できない。 「人生ってのは、尽く、上手くいかねぇな。夕蘭」 俺の声だけが、昼間の社長室に響き、その色は、後悔の色だった。