「…っもう、自分の配下ぐらい、ちゃんと止めてよ」


駆け寄ってきた男の顔面スレスレに足を近づけ…足先で男の頬を優しく叩く。


「命知らずな行動はダメだよー?」

そこに駆け寄ってきたトップ。

「おい、お前も覚えとけ。こいつに逆らっても、良いことはねぇ」

ちょっと、待て。
なんだ、その言い方。

「あんたたちが下劣な行為をやめればいいんでしょうが。私が悪いみたいに言ってるけどさ、レイプって、クズのすることでしょ?誇り高い、翡翠の下っ端なら、そのぐらいの礼儀ぐらいちゃんとしなさいな」


「あ゛!?」

苛立ったのか、男が叫ぶ。

「おい!」

それをトップが止めようとするけれど、止まる気配はなく。

「…統率力ないわけ?」

オブラートに包むことなく言えば、トップは押し黙った。