知り合い達も融資してくれて……満足な、自分が思う道をまっすぐに進むことができるような、そんな子供達の生活を作ってあげたくて。 大人の勝手で産み出され、大人の勝手で捨てられた子供達が、自分の人生を好きにいきれない理由はないから。 自分の存在を後ろめたく思う理由もないから。 足りない力は、つければいい。 諦めるということを、教えたくなかった。 自信の運命に抗い続けた、焔棠の彼等のように。 (……生きてほしい) そう、思ってた。