「そ、ま……」 端正な顔が、映り込む。 「気が付いたか!待ってろ、先生を呼んで……」 左腕に目をやれば、点滴で繋がれていて。 逃れられない。 逃れられない。 「……か、ない……で……」 縋りつくように、相馬の服を握った。 視界が、滲んでいた。