姫を失って、人の移り変わりを眺めるなかで、見つけた唯一無二の存在。 綺麗で、触れることを躊躇うような相手。 彼女たちは、まっすぐに俺らの心に入ってきた。 愛してる。 そんなありきたりな言葉を呟くことすら、嫌で。 でも、手にいれたくて。 足掻いて。 忘れていた。