「ブフッ……」 「ククッ……」 「アハハッ……!!」 「フッ……」 「やばっ……沙耶、最高!」 隣から、笑い声が聞こえた。 全員、大笑いしている。 珍しく、闇璃まで。 「フフッ……」 つられて笑い出せば、 「チッ、」 不機嫌な相馬くんの舌打ちと、 「どした?夏翠ー?」 心底不思議そうな沙耶の声が聞こえた。 「だ、だって……」 あー、お腹痛い。 こんなに笑ったの、久しぶりだと思うくらいに笑ってしまった。