「は……?」 目を見開くことしかできずに、掠れた声を出す。 「あれ、違うの?私のこの力は、お父様譲りだって言われたんだけど……私、名前、なんていうと思う?」 そういえば、聞いていなかった。 夕蘭からも、彼女からも。 少女は、笑みを深めて。