「お前を守るために、夕蘭はあの選択をしたんだから……愛していた、ううん、今も愛してる。あいつは、俺に向かってそう言って、服毒したよ」 朱鷺は、穏やかで。 「忘れてやるな。あのこの存在を」 自分も辛いだろうに、朱鷺は笑って。 朱鷺の居なくなった場で、一人呟く。 「そんなことっ、わかってる……」