「服毒したらしい。遺体も見てきた」 朱鷺は、草志に差し出してくる。 小さな、小さな、袋を。 中を見れば、出てきたのは、髪の毛。 「夕蘭の……」 遺髪、だった。 「持っててやれ。そして、夕蘭を赦してやれ」 朱鷺は、すべてを見ていた。 最初から、最後まで。