愛していた。 けど、裏切られた。 名のに、俺は裏切った自分の巫女を殺す権利はあるのに、愛した人間を殺す覚悟がない。 「さよなら」 一言。 それだけで、彼女は去っていったんだ。 俺を視界に入れることもなく、愛していない……いや、権力につられたのかもしれないが、皇帝の子を大事に抱いて。 その日から、俺の目の前は絶望に染まった。