頭に血が上ると、後先見ずに何でもしてしまう。 けれど、この性格は嫌いではない。 例え―… 「おい、沙耶」 権力者を敵に回しても。 「―…なに?相馬」 ”様“をつける気なんて、更々、ない。 あんな女たちと、一緒になる気はない。 口調が少々、刺々しいのは許してほしいのだが……。 腕組んで、相馬と睨み合う。 殴り返されるのかと思えば、相馬の手は私の頭を撫でて。