「……勝負ってこと?」 何故、そこでピアノが出てきたのか聞きたいところだが、彼女たちは自分の発言の可笑しさに気づいておらず。 おまけに完全に私の親が誰かを知らない彼女たちは、血走った目でこちらを見てくる。 「そうよ。あなたにはできないでしょうけどね!」 どこまでも、自分の身の上を自慢したいらしい彼女たち。 (こんな厚化粧に好かれるなんて、あのスケコマシも意外と大変なんだな……) 私が男だったら、絶対に御免被りたい状況である。 「聞いてるの!?」 ギャンギャン、煩いなぁ……