"藍" 闇の中の天使 【Since 2017/ 05/26~】

朔「屋上で何があったか、覚えてる?」

朔が恐る恐る聞いてきた。

星「…うん。なんとなくなら、だけどねぇ?」

綾「星藍ちゃんは、俺たちが屋上で何をしようとしてたの?」

本当は言わないつもりだった。だけど、皆の真剣な真っ直ぐな目が、嘘なんかつかせてくれなかった。

星「んーとねぇ、死のうとしてたぁ」

希「な、なんで…?」

星「星藍わぁ、要らない子だから…。それわぁ、今までも、これからもずぅっとだよ?」

笑顔で言うと

聖「…チッ。こんな時までそんな喋り方かよ。ちゃんとまともに喋ることくらいできねーのかよ。まじ萎える」

ズキッ。

零「お前は何を抱えてる?
なぁ、俺らの仲間にならないか?
俺らならきっとお前を助けてやれる。」

ズキッ。

2人の言葉を聞いて私は、私じゃなくなった。

星「…よ。」

聖「は?」

星「何よっ!?あんた達に私の何が分かんの!?私だってこんな気持ち悪い女、好きで演じてるわけじゃない!それに、あんた達には私の気持ちなんて何1つ分からない!」

蒼龍「「「「「……は?」」」」」

私の豹変ぶりに蒼龍はポカンとしている。

希「ぶりっ子じゃ、ないってこと??」

星「はぁー。何回言ったら分かんの?そーだっつってんでしょ?いー加減分かれよ。」

星「って事でもー行くわ。仲間にはならない。助けてくれた事は感謝するけど、もー関わんないで。」

綾「ど、どうして?」

星「フフッ。そんなの決まってるじゃない?ーーーー迷惑なの。」