"藍" 闇の中の天使 【Since 2017/ 05/26~】

ガシャンッ

「はぁはぁはぁ…」

私は屋上のドアを力一杯開けて、フェンスに寄りかかった。

蒼龍がいるか心配だったけど、居なくてよかった。

「ひっ、ふぅ…はぁ、ひっ」

息が上手く吸えない。

私は本当に厄介者だ。

なんで、私じゃなくて、君が死ななきゃならなかったんだろ?

私なんか、誰からも求められてないのに。

星「うあっ、、かはっ…はぁはぁ」

涙が流れてるのを拭きもせず、私は手を空に向かって伸ばした。