ポイッとされた真っ白い集合体。
乗ったらホワホワあったかくて思わずスリスリしてしまうと


「お姉ちゃんくすぐったいよ!」
「ま、僕らの毛並みは魅惑のふかふかだから気持ちは分かるけどね。」
「とりあえずもう大丈夫だから下りてごらんよ!」

その声に従って地面に足をつけた。

地面は牧草地帯のようで適度な土と草に覆われた大地だ。

そう、大草原!

そこにいるモッコモコの集団。
そう、私が乗ったのは羊さんの群れでした。

って、電車の駅の階段から何故に大草原の羊の群れに落ちたんでしょうか?

しかも、この羊さんたち喋ったよね?
しかもお子さま声でしたけど!?


え?今巷で流行りの異世界に行っちゃいました系ラノベみたいな感じ?
そういう感じ?


しかも、きっとこれ上手いこと言葉通じてるよってやつ?
異世界転移のオプション言葉通用するよ!ってやつ?

とりあえず、きっとお子ちゃまじゃ話にならない。

とりあえず喋れたら羊でもOK!



大人な羊さん!
いらっしゃいませんかーーーー!!!!