買い物の荷物はハーバイトさんが持ってくれてる。

「そう言えばケイリーさんとハーバイトさんは幾つなの?


おもむろに聞くと答えてくれた。


「私が250歳でハーバイトは450歳ですわ。」

ん?確かケイリーさんの蛇人族は平均700歳でハーバイトさんの鳥人族は平均600歳だったはずで。


「ハーバイトさんすっごい人生の先輩なんじゃ!?ごめんなさい荷物持ちとかさせて!しかも移動の足がわりって良かったの?!」

しかも会う大人はほとんど族長って落ち人ってそんな丁重な扱いの部類なの?

珍しいのは分かるけども。


「良いんだよ、鳥人族の中で最速飛行出来るのは俺と数人しか居ないからな。人型の状態で乗せて運ぶのも得意となると俺しかいないんだよ。」


そう言ってニカッと笑って撫でてくれる。
ワイルド系イケメンは見かけによらず優しくて面倒見がいいとか。
なんだこの世界は!


そんなやりとりの末に辿り着いた宿屋はどうやら王都で最高級のホテルっぽいです。

しかもお部屋はスイート一択でスイートは三部屋あるのでそこだけで済むからだそうだ。

お金掛けすぎじゃない?

こんな平凡女子高生に?

大丈夫?

でも疲れたからご飯たべてぐっすり休んじゃいました。