妖艶美人なお姉様のサックリとした自己紹介が済むと

「それじゃ俺は少し休むわ。俺は王宮への送迎の為に来たからな。」

そう言うと近くの木下に行って寝そべってます。
早い、早いわハーバイトさん。
でも王宮まで距離あるのかな?
疲れるなら休まないとね。

「さて、マールからはどこまで聞いたのかしら?教えてくださいな。」


そう言われたので話し始めた。

「えーと、ここはサールーン王国、国の住人はみな獣人族で王族は竜人で平均寿命1000年。寿命は魔力量に比例していて、ここではみんな魔力があって魔法が使える。」


「えぇ、間違ってないわね。それ以外は?」

「えっと、種族は竜、土竜、蛇、鳥、魚、馬、羊、牛
、狼、虎、豹、犬、猫、兎、鼠が居てそれぞれ領地に住んでて仲良し。子どもの間は獣の姿で成長に従って半獣人、人型と変わる。人型はほぼ成人で成人は30歳。」


「うん、だいたいこの世界の作りなんかはマールに聞けたようね。しかも一度聞いてそれで覚えられたのね。まどかは賢いわ。」

そう言って微笑んでくれたケイリーさん。

うん、突拍子もないけど、実際の羊なお子様と半獣人な方を見れば納得しか出来なくてすんなり覚えられたよ。