と、言うことは先程お会いしたジャミールさんは歳上の可能性高いと。


「因みに種族で寿命差はあるんですか?」

「あるわね。一番の長寿は王族にもなる竜人族ね。彼らは平均寿命1000年よ。」

あ、桁が変わってたよ。
うん、私の世界では想像の生き物竜はこちらには居て王族。

「次に長いのが土竜と蛇で約700年、次が鳥で600年、魚、狼、虎、豹、馬が500年、猫、犬、羊、牛が300年、兎と鼠が150年くらいよ。」

一番短くても150年か。
長い、長いよ!
人間はだいたいその半分位ですよ?
すごいな獣人族って。


「あの、あとマールさんが来る前に子ども達がちらっとマールさんの魔法がどうのって言ってたんですけど。」


「えぇ、私は植物への働きかけの魔法とヒールが出来るわ。」

「あとはほんの少し薪に付ける火種だったり、お皿洗えるくらいの水を出したりは出来るわね。」


魔法、魔法のある世界。
すごい、私はどうなのかな?

使えたりしないかな?


「この世界はみんな魔力を持っていて魔法が使えるのよ。そして魔力量が寿命に影響するわ。」


ん?と言うことは


「魔力が多いと寿命が長いの?」


「そうよ。だから平均寿命だけど、どれだけ生きるかはその人の魔力量次第ってわけ。成長しながら増えて成人したらその人の魔力量最大値になってるわ。」

へぇ、そんな感じなのか。

だから成長過程で姿も変わる。
姿も魔力に影響受けてるのかな。