「えぇ、そうね。そして、本来落ち人は空を落下してる所を鳥人族に保護される事が多いのよ?だから我々地上の獣人族の領地に落ち人が来るのは稀なの。」


「そういう事だったんだね。今回私は不運にも鳥人族さんと出会えなくてあわや地上に激突してサヨナラの危機からマールさんが救ってくれたんだね!
本当にありがとう。」


「気づけてよかったわ。落ち人はサールーンにとっての福音と言われているのよ。だから保護される事が決まっているし、落ち人を保護したら早急に王宮に知らせる義務があるのよ。」


「え?じゃあ私の事はもう報告されてる?」


「一応知り合いの鳥人族に王宮への知らせを頼んでいるわ。」




「そっか。はい!マールさん次の質問です。」

「はい、なんでしょう?」


「獣人族の成人って何歳ですか?そして各々寿命長いんですか?」


「そうね、獣人族はどの種族でも成人は30歳で、その後は歳をそんなに見た目では感じないわ。老年期になるのも寿命の30年位前よ。」


青年期がめっちゃくちゃ長いのね。

ん?成人が30歳?

モコモコちゃんたち下手したら私より歳上!?

「マールさん、因みにここにいる子達はいくつくらいなんですか?」


「今ここにいる子達は10歳前後の子が多いわ。1番大きい子で15歳かしら。」

「個人差はあるけれど20歳くらいで半獣人型になる子が多いわ。」

なるほど。