今日も彼は、私を縛り付ける。


甘い言葉で囁いて、甘く笑う。


───悪魔のように美しい君。





“愛してるよ”


“だから、これ以上俺を不安にさせないで”




“俺を狂わせないで────。”






何度逃げようと。


遠くに逃げようと。






────私はまた君に囚われ、愛される。




“お前が、好きだよ”





甘い響きと、痛みを残しながら───。