そう言ったとき、いきなり唇を塞がれた。
「な、なんで…」
…な、なんでキスされたの…
「俺の好きな人、お前なんだけど」
唇が離れ、言われた言葉に私はパニック状態になる。
「??」
「だから俺の好きな人、雪菜だよ。雪菜は俺のこと好き?」
隆之に言われたことを理解するとまた涙が溢れてきた。
「ゆ、雪菜!?」
私の涙を見て隆之がオロオロして私の名前を呼ぶ。
「……好き…」
「え?」
「私も隆之のこと好き。」
「は?お前、真人はもういいのか?」
「いつの間にか真人くんよりも隆之のほうが好きになってたの」
言い終わると隆之にギュッと抱きしめられる。
「雪菜。俺と付き合ってください。」
「はい!」
私たちは少し離れるとまたキスをした。
〜おまけ〜
「ねぇ、さっき隆之は私が真人くんのこと好きだと思ってたのにキスしたの?」
「いや、あれはお前がかわいすぎたから……スミマセン…」
「フフッ、ありがとね、隆之。大好き!!」
「……っ!」
END