「……うん、」


まだ寝ぼけてるみたいだ


私はソファーに座った隆之の近くに行く。


「隆之〜!おはよう!!」


隆之の耳元で大声で叫ぶ。


「…ん。…あれ?雪菜?…おはよう」


そう言いながら私の方を見て少し口元を緩める隆之。


……ち、近い!


私は慌てて少し離れた。


「?」


「た、隆之、今日、私、七海の家に行ってくるね?」


「え〜今日も雪菜いないの〜」


隆之が少し寂しそうに言った。


うぅ…なんか、余計にドキドキしてきた……


「ゆ、夕方には帰って来るから!あとお昼ごはんなんだけど…」


「雪菜のじゃないと食べたくない。」


「うん、そう言うとおもってね……は?」


ちょっと、隆之、どこでそんな殺し文句を…


「だーかーら!雪菜のご飯じゃないと食べない!!」


「じゃあ、お昼ごはんに一応玉子焼きとサラダ作るけど、食べる??」