よかった、これであの人と一緒な高校に行ける…


それに一人暮らしって憧れてたし楽しみだなぁ


♢♢♢


4月3日


今日はついに引越しの日!


お父さんは渋々だけど一人暮らしを許してくれた。


それで高校の近くのアパートで一人暮らしをすることになったんだ。


「えーっと、まずは管理人さんに挨拶だよね。」


この管理人さんはお父さんの知り合いらしくメモに“絶対に挨拶するように”って書いてあった。


[管理人室]


そう書かれている部屋のドアをノックすると「どうぞ」と返ってきたのでその部屋に入る。


出てきたのは男の管理人さん。


「あ、初めまして!今日から住ませていただく早田雪菜です!」


「あ〜大樹の娘だよな?大樹から聞いてるよ。俺は相田隼人。これからよろしくな。」


「はい!よろしくおねがいします!」


「あぁ。それで悪いんだけどお前の部屋、もう人がいて…」


「え?もう他に部屋はないんですか?」