水族館にはかわいい魚がいっぱいいた。


「うわぁ、あの魚かわいい!!」


「あ!ペンギン!!真人くん、あのペンギン見てもいい??」


大はしゃぎな私を優しくニコニコしながら見守ってくれる真人くん。


「うわぁ、綺麗…」


「そうだな」


この綺麗な水槽、隆之にも見せたいなぁ……


……ん?私何考えてるの!?なんで隆之が出てくるの!?


あ、隆之だけじゃなくて七海にも見せたいのか!


1人で納得して今度はみんなで来れたらいいなぁと考えていた私は隣で悲しそうに私を見ている真人くんに気づいていなかった。


♢♢♢


私たちは水族館を出て近くのカフェに来ていた。


「水族館、楽しかったな!」


「うん!ペンギンもイルカもかわいかったし、すごく綺麗だった!また来たいなぁ…」


「あぁ、そうだな!…あのさ近くの公園行かない?」


「うん、いいよ?」


カフェを出てから2人で無言で歩いた。


…なんか気まずい


公園につくと2人でベンチに並んで座った。


なんか真人くん、さっきよりも落ち着かない様子だけど…


「真人くん、どうかしたの?」