その子はショートカットがよく似合う美人だった。
「何?」
うわぁ、声までかわいい!
「あの私、早田雪菜です!よ、よかったら仲良くしてください…」
「私の名前は野村七海です。ぜひ仲良くしてください!」
「うん!あ、私のことは雪菜って呼んでください!」
「わかった!私のことは七海って呼んで?よろしくね雪菜!」
「うん!」
「あ、雪菜同じクラスだったんだ〜」
後ろから聞き覚えのある声がした。
「た、隆之?」
「あれ?早田じゃん!お前、東城と仲いいのか?」
隆之は隣の席に座り、佐竹くんはその前に座った。
「え、えっと…その…」
「俺たち親同士が仲良くってさ、小さい頃からよく遊んでたんだ〜」
「あぁ、そうなのか!」
「ねぇ、雪菜、この人たち誰?」
「あ、えっとこの人は東城隆之くんでこの人は私と同中だった佐竹真人くんだよ!」
「へ〜、私は野村七海です。」
七海が男子2人に向かって言う。