「酷くない。
あたしは羽華の為を思って言ってあげてるの」
「…分かってるよ」
どう言う事だか分かってる。
間抜けだし、バカって言われる事も多いけど常識的な事はちゃんと解ってるつもりだから。
淡い恋心だけど、自分の中だけに留めて消滅させないといけない。
里中の事、諦めなきゃ。
だってあたしがこの恋を諦めない事は所謂“略奪”に繋がる。
里中には違うクラスに彼女がいるから。
それは周知の事実、公認で。
だから、さっき小声で話さないといけなかったんだ。
あたしの気持ちは誰に知られてもヤバいから。
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