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「外に行くのは面倒臭いから教室で良い?」
昼休みになり、鞄の中からお弁当の入った包みを取り出した里中はちらりと窓の外に視線を向けた後そう口にした。
「うん、良いよっ!
白石、椅子借りるねっ!」
里中の前の席、白石の席を借りて里中の机を挟み向かい合う様にして座る。
「里中って中庭で食べるの嫌い?」
「別に」
「じゃあさ、明日は中庭で御飯食べようよ!
ぽかぽかして暖かいし、光合成出来ちゃうからエネルギー満タンになっちゃうよ!」
笑顔で語ると、
「光合成、ねぇ。
その割には橋本午後の授業よく寝てるよな」
…‼︎


