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「ちょ、何それ!
元カノ、それは幾ら何でも行動早過ぎでしょ…」



「…ですよねー」



「そりゃ他に好きな人が出来たからって里中に別れを告げるのは当然だけどさ、

その翌日にはもうそいつと付き合ってるなんて!」


「びっくりだよねー」



「はぁ。

こりゃあ里中が傷付いて見栄張りたくなるのも分かる気がするわ」


傷心の里中の事を考えているのか、縡ちゃんは目を瞑ってうんうんと頷いた。



「見栄、かぁ…」


それとはちょっと違う想いも入ってるんだよなぁ。


里中の気持ちを弁解する様に心の中で溜め息を吐きながら

教室の中をぐるりと見渡す。