好きにさせてよ!❤️一途女子VSクーデレ男子❤️





ケージ前にへばり付く様にして眺めていると。



「橋本はこれっぽい」


不意に里中が右肩を叩いて。



「え、どれ?」


里中の視線の先に合わせて目を向けると。



其処には“小動物コーナー”と書かれていて。



「ほら」



里中が指差す先にはケージに入って餌箱の中で丸まって寝ている…



「ハ、ハムスタァ…⁉︎」



…でした。



「ちなみにゴールデンがまんま、橋本」



「えぇーっ⁉︎ 何でよっ⁉︎」



「小さい割に肝が据わってる」



「な゙」



「それどう言う意…」


里中に向けて軽く振り出した拳。


が、



「「あ」」



勢い余って体勢を崩してしまい、



ぼすん、



里中の胸に飛び込んでしまう形になってしまった。