「はいもしもし?カフェ・ジェノ本店でございます」



「もしもし、お疲れさまです!有栖川です!」



私の名前を言った途端
本社の人はなんで電話したのかが
わかったらしく



「あー!有栖川さんってことは…」




「はいっ。今回も焼き菓子とケーキの追加をお願いしたくて…」



「本当にすごいな!わかったよ!すぐ、追加の焼き菓子とケーキを送るよ」



「ありがとうございます!」



そう言って電話を切り
私は中へと入っていった。