恥ずかしがり屋のアタシを虜にしてしまうナオは凄い。 いつの間にかアタシはこの意地悪な唇の虜になってたんだ…。 息が苦しくなって来た頃、 唇がそっと離れた。 「で…?どうする?」 そう言って指差したナオの手を目で追ってみる。 そこには固く閉まったドア…。 どうするって言われても…。 このままにしておけるワケがない…。 「ひとまず…開ける努力しないと…。」 「だな…。」