アタシはナオから離れると言った……。 「ナオのバカっ!」 「あ?」 「すみません…。」 ナオの低い声を聞いたら何だか謝ってしまう。 アタシが悪いワケじゃないのにね…? でも……。 ナオに抱きしめられたとき…。 制服なんかよりもズット暖かかったよ…? まるでナオが柔らかい布団みたいだった。 暖かい毛布みたいだったよ…?