「………?」 そこには何故かドカッと諦め顔で座っているナオと… 閉まったままの古いドア…。 「ナオ…?」 「くっそ…このヤロ〜」 「開かなかったの?」 「開かねぇ。諦めろ秋穂。」 マジで…!? ナオが力いっぱい蹴ったのに 開かないなんて……! どうなってんの!? このドア…!! とりあえずケータイの画面で 時間をチェックする…。 11時…。 時間がたつのは早いものだ…。 あれからもう1時間もたったんだ…。