そういえば少し体が痛い…。 どうやら、その後に聞いたナオの話によると アタシは車のスピードがそんなに速くなくて、擦り傷程度で済んだらしい。 バカじゃんアタシ…。 そんな事を考えていると、突然暖かい何かに包まれた。 「ナオ…?」 その暖かい存在は、紛れもなくナオだった。 「よかった…。」 「え…?」 「秋穂が無事で…本当によかった…。」