そういったナオは優しくて、 吸い込まれそうになった…。 「痛くないよ…?」 「嘘つけ〜!」 「痛くないもん〜!」 本当だよ…? だってね…? その大きな手で触れるたびに どんどん痛みが消えてくの。 アタシはナオの手をとって そして言った。 「ナオの手って不思議だよね?おっきくて、凄く優しい手をしてる…。」