そんな事をぐるぐる頭で考えていると… ガラッ!といつにも増して激しくドアがあいた。 「……ッッ…。」 ナオだ…。 あれから… アタシと別れたあの日から… ナオはこれまでと比べようにならないくらいに荒れ始めていた…。 金色だった髪の色は、もっと明るい金色になり… 極め付けには二カ所に入った赤のメッシュ。 もう、窓を何回割ったのかも分からない…。 おまけに、学校の外での悪い噂も絶えることはない…。 そんなナオが… 心配で仕方がない……。