唇を噛み締める… 泣いちゃダメだ… 泣いちゃダメ… 気持ちとは裏腹に、アタシの瞳からボロボロと零れ落ちた涙が… 屋上のコンクリートにいくつもの模様を作った。 「……。」 「もう、秋穂の事好きになれないから。 つーか… そんなに付き合いたいなら、オレに似てるショウと付き合えばいいじゃねーかよ…。 ちょうどアイツもお前の事好きなんだしさ?」 なにそれ…。 そういったナオの言葉はあまりにも冷たくて… アタシの心はギュっと締め付けられた…。