アタシの中で…何かがまた、音を立てて崩れた…。



バンッ……!



アタシは、目の前で唖然とするナオを無視すると


屋上の階段を一気に駆け降りた…。



もう…辛い恋なんてしたくない…。



そう決めてた。あの日の自分。



大好きだった彼氏に裏切られて…



もう、人を信じることができなくなっていた…



そう。
ナオに出会う、あの日までは…