その日の夜…。 『♪〜♪〜♪〜』 ん…? 部屋でくつろいでいたアタシの電話が静かな部屋に鳴り響いた。 それが大好きな人からの設定音楽だったから、アタシは急いでその電話にでた。 「はい…!もしもし?」 『秋穂…?』 「うん…。」 しかし、電話の向こうから聞こえたナオの声が、いつもと少し違って…… いつもより、ほんの少し暗い気がしたナオの声のトーンが気になりつつも とりあえず元気に答えた。