その途中…



「あっ!秋穂…!」


「へ?……ショウ!?」



誰かに声をかけられて、振り返ってみると、少し息を切らしたショウだった。



あの進学年になった日から、ショウとは結構話すようになっていた。



「ショウ君の競技はもう終わったの?」


「えっ!?…あ、はいっ!」



隣にいたエリがそう聞くと、ショウは汗を少し拭いながら言った。