黒板の方へ目をやると、さっきまでいたはずの沢木先生がいなくなっている。 って…!! そんな事どうでもよくて…。 「この学校ってこんなに荒れてたっけ……?」 そばにいたナオに、小声で聞く。 だって、どー見ても目の前にいるのは男女問わず、 ヤンキーらしき風貌をした生徒たち。 こう言うのにまだ慣れていないアタシは、さっきから目が点になっていた。