「ご、ごめんね!!…アタシ、2年の池田秋穂。」


「ふーん。じゃあオレ後輩だわ。」


「えっ!?じゃあ新入生!?」


「そうだよ。」



そういいながら、金髪くんは立ち上がり、服に着いた土をパンパンとはたいた。



「ご、ごめんね?新しい制服なのに、アタシがぶつかったりしたから…。」



そんな罪悪感でいっぱいのアタシ。



おかげで転んだのに、立ち上がる事さえ忘れてしまっている。