「も〜!何よぅ…彼女を置いていくなよ〜。」



一人綺麗なツリーの下に残されたアタシは、そう小さく呟くとふぅ…とため息を漏らした。



でも、このため息はナオに対してのため息なんかじゃないんだ。



なんか色んな事がありすぎて、こんなにも落ち着くことなんてできなかったから…



だからこれは、落ち着くことができてホッとした安堵のため息なんだ。