「秋穂の為だっつーの。」


「へ…?」



そんな事を言って、マヌケな面を見せるアタシ。



パチッ…!



「ッッ……!?」



そんな、アタシのマヌケな面に軽くデコピンをしたナオ。



「痛いじゃんっ!」


「はははっ♪」


「マジ、笑ってる場合じゃないよ…バカナオ〜!」


「あ、そうだ!ちょっと待ってろ?」



笑いながら、そう言ったナオはアタシを一人残して、ネオンの中に消えていってしまった。