「ありえないッッ〜!!」 何故かアタシはそのムードの中でナオに叫んでいた。 だって…ナオってば…。 「普通、クリスマスに顔にキズなんて作る!?」 「わりぃって〜。」 そう謝るナオは、全然悪びれた様子も無し。 アタシが何でこんな叫び声をあげてるかって? そりゃあ、見てわかるように… ナオがクリスマスっていうこの大事な日に わざわざ顔に“ばんそうこう”を、たくさん張らなくちゃイケないよーなケガを作って来たからだ…。